「嫌われる勇気」という本が
一時期大きな話題になった。
それほど日本の人は
「人からどう思われるか」を気にしている。
子供の頃から人の視線を意識してきた僕には
その感覚がよく分かる。
最近SNSを見ていると
TOKIOの件でさまざまな意見が飛び交っている。
「私は松岡くんが苦手でしたが、会見を見て好きになりました」
こんな声をよく目にする。 これはとても良い例だ。
人間は自分が思いたいように人を見る。
好ましい行動をした人は好きになり
そうでなければ嫌いになる。
しかし芸能人なんて会ったこともない。
テレビで見るのは作られたキャラクターかもしれない。
何の真実も知らないまま
好きか嫌いかを軽々しく論じている。
僕にはそういう行動が
「私は思慮が浅いです」
と自ら言っているように見える。
別にそれが悪いとは思わない。
ただ、そういうものだということだ。
だからそんな声に左右される必要なんてない。
自分が思うように生きればいい。
好きなものを好きと言い
嫌いなものからは距離を置けばいい。
その方がよっぽど魅力的だし
結果的に本当に気の合う人たちが集まってくる。
人には精神的な成長段階がある。
身体だけ大人になった子供たちが大勢いる。
逆コナンくんだ。
彼らがまだ表面的な判断しかできないのは
単に成長の途中にいるからだ。
だからこちらは大人の対応をしよう。
そんな薄っぺらい評価を気にすることもない。 自分の信念を貫く。それが一番美しい生き方だ。
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