冥王星でわかる、年代別社内ジェネレーションギャップとは?

冥王星でわかる、年代別社内ジェネレーションギャップとは?

ジェネレーション・ギャップは有名な言葉なので知っていましたが、最近ジェネハラ(ジェネレーション・ハラスメント)なる言葉を知りました。

ジェネレーション・ギャップ、世代間で共有、共感できない価値観があって起こることですが、こうして日々様々なハラスメントが生まれ、そのうち行動全てが◯◯ハラスメントになるんじゃないかと一抹の不安を覚えつつあります。笑

ところで、私たちは意外と自分たちが使っている言葉について考える機会がありません。ジェネレーション・ギャップってそもそも何なのか? なぜ起きるのか?

こんな風に問いを立て、言葉と対話してみるのもなかなか楽しい時間です。

ジェネレーション・ギャップとは?

ウィキペディアでジェネレーション・ギャップを調べてみるとこんな風に書いてあります。

ジェネレーションギャップは、世代(時代)による文化、価値観、思想などの相違のこと。

なるほど、ギャップが起こる背景には、文化、価値観、思想などの相違がある。ということは「ある世代」と呼ばれるモノを作り出す要素はその世代の文化、価値観、思想であるってことになりそうです。

ある世代=文化、価値観、思想

じゃあ、その世代はなぜその時代の文化、価値観、思想を作り出したのか?
ここは疑問の1つですよね。歴史の流れでしょうか。

それは川の流れのように

山で湧き水が湧き、川になり、海になり、海が蒸発して雲になり、雨が降り、地層に水が溜まり、また湧き水になり…

こういった自然サイクルのように物事には流れがあり、世代の発展にも流れがあるからどんどん異なる文化などを作り出していく、しかしそれは途切れ途切れの文化ではなく、脈脈と受け継がれてきた結果の産物ではないでしょうか。
ウィキペディアにはこんな解説もあります。

ジェネレーションギャップを端的に表す言葉に「最近の若者は」「大人はわかってくれない」などがある。

これは物事を点で捉え、流れで捉えていないから起こる認識ではないでしょうか。なぜなら、文化、価値観、思想の発展の際には必ず一つ前のそれらを踏まえて乗り越え、対極にあるやり方、考え方をミックスして生まれるからです。正、反、合。哲学者のヘーゲルが言うところの弁証法的な進化ですね。

実は12星座もこの考え方が使われています。
牡羊座から始まり牡牛座、双子座…と続いていくのですか、牡牛座は牡羊座のアンチテーゼですから、冒険やチャレンジを表す牡羊座とは違い安定や現実を尊びます。そして双子座は牡牛座のアンチテーゼですから、 フットワーク軽く、柔軟性を重視します。

ヘルメス・トリスメギストスの言葉を借りれば

「大なるものは小なるもののごとし、小なるものは大なるもののごとし」

と言うことですから、12星座の考え方をジェネレーション・ギャップを読み解くこともできそうです。

今日は冥王星を使って世代毎の根底に共通する文化、価値観、思想を読み解いてみましょう。

冥王星は公転周期が非常に遅く、約20年程かけて星座から星座へと移動していく天体です。そのため、自分が生まれた日の冥王星の配置が共通する世代が出来ます。これは世代における集団無意識を示してるのではないかと個人的には考えています。

<冥王星的マーケティング>
※年齢は2020年現在の年齢です

★蟹座の冥王星世代 81歳〜108歳 1912年~1939年頃

第一次世界大戦の時代ですね。蟹座のイメージは銀座の老舗のバーのようなものです。
中が見えない分厚い木の扉があって初めて入る時は躊躇するけれど、一度中に入れば居心地がよく、落ち着いて長い時間を過ごせます。また蟹座は家庭を表しますから「家」というものが非常に大きなテーマでした。
身内を守り、身内外の他者には厳しく接するという性質があります。盃を交わすのが大事。
冥王星は死と再生をする天体なので、これから続く第二次世界大戦へ向けて家庭や生活の危機を経験していく。
テリトリー(縄張り)に入るか入らないかで、人間関係が大きく変わるでしょう。気持ちや絆を尊ぶ世代でもあります。

★獅子座の冥王星世代 63歳〜82歳 1939年~1957年頃

第二次世界大戦から終戦、そしていわゆる団塊の世代。
死線をくぐり抜け、ガレキの中から日本を復興した礎となった時代です。獅子座のイメージは自信と誇り、そして子供のような無邪気さと絶えることのない情熱の炎を宿します。冥王星は、冥王星がある星座を一度壊して再生させる働きがあると考えられているので、この時期に日本の自信と誇りは失われ、新しい創造の旅がスタートしたと言えます。多くのクリエイターやアーティストも輩出しました。この時代の人々のゼロからイチを生み出す能力には敵わないなぁと個人的には感じます。わがままなところがありますがそれも個性だと受け止め、相手を立てるように付き合うのが得策でしょう。

★乙女座の冥王星世代 49歳〜63歳 1957年~1971年頃

高度経済成長期の世代。オリンピックなどもあり、世界的に類を見ないスピードで経済成長していった背景にはこの世代の人たちの力があります。乙女座は勤勉で、正確、地道に与えられた課題をクリアしていく働き者です。また医療や健康、環境問題とも関連がありますから医療関係もこの時代に大きな発展がありました。冥王星は死と再生を示す天体なので、乙女座が示す環境問題と組み合わさり4大公害が大きな問題となりました。最終的な解決は1970年代ですが、その間激しい戦いがありました。乙女座は現実的な面が強く時に近視眼的な発想にとらわれたり批判精神が行き過ぎる場合がありますが、それは「自分たちの力で世の中をより良くしたい」という気持ちが土台にあることを理解すると良いでしょう。

★天秤座の冥王星世代 37歳〜49歳 1971年~1983年頃

高度経済成長期が終わりを迎え、高層ビルやマンションがどんどん増えていった時代。
また新幹線や電車なども整備されていきましたね。天秤座「輪になって踊ろう」みたいなイメージがある星座で、縦社会ではなく横つながりを大切にしたいという性質があります。そして流行やファッション、調和、バランスなどを示しますから服飾業界が盛り上がり、マクドナルドの日本展開が始まるなど世界的な流行を取り入れていった時期でもあります。その代わり冥王星によってそれまで大切にされてきた家同士の付き合いは薄れ、周りの目を気にし、結婚の価値観も大きく変化していきました。彼らは時に頭が固く、融通が効かないように感じてしまうことがあるかもしれませんが、それはバランスを取りたいが故に悩んでいるのだ、と考えると良いでしょう。基本的にはフランクです。

★蠍座の冥王星世代 25歳〜37歳 1983年~1995年頃

バブル崩壊を含む世代です。戦後最大の好景気は収束し、多くの不動産や金融関連でダメージを受けました。
蠍座はまさに不動産や金融など財産を示す星座なので、この面で冥王星による死と再生が行われたのでしょう。また蠍座は神秘、心理、セックスなども示すため新興宗教が一気に増え、自己啓発やスピリチュアルブームが起こった時期でもあります。性的にも前の世代と比べ随分奔放になりました。この世代は耐えることを尊び、そのために精神的な限界を超え、精神病、うつ病、自殺なども多いという特徴があります。彼らは基本的に慎重なので初対面ではなかなか素を見せてはくれませんが、一度仲良くなればいろいろな話を打ち明けてくれるでしょう。

★射手座の冥王星世代 12歳〜25歳 1995年~2008年頃

パソコンやインターネットが普及し、世界との垣根が取り払われていく時代でした。射手座のイメージはインディ・ジョーンズのような活動的な考古学者です。楽天的で、おおらかで、そして世の中の本質とは何か、真実は何かを探し、哲学、宗教、海外、読書などを通じて「理解」をしていこうとする性質があります。矢のような素早さと柔軟さが同居しているため、一度「嫌だ」と思うと逃げ足が速い。また学問を表すのでゆとり教育によって学校教育の改変が行われました。ノストラダムスの大予言による終末思想の死と再生もありましたね。この世代は基本的にゆるいので、あまり目先のこと、細かいことでガミガミ言わずに長い視点で物事を伝えるようにする方が理解されるでしょう。

★山羊座の冥王星世代 0歳〜12歳 2008年~2023年頃

リーマンショックにより世界的に経済が揺れ、多くの災害、ウィルスが蔓延しています。
山羊座は政府や社会、ルールを表し、資本主義社会の崩壊という形で冥王星による死と再生が行われていると個人的には考えています。山羊座に大切なのはビジョンです。ビジョンがあればいくらでも努力できるのですが先行きが見えない状態では、どうすれば良いか戸惑います。この世代に生まれた人たちは誇り高く、大人びているので下手な大人より冷静な意見を出す子供もいるでしょう。彼らが興味を持つ分野があればそれを大切にし、彼らの持つビジョンをサポートしましょう。

★水瓶座の冥王星世代 2023年~2043年頃

いまだ見ぬ未来の話です。前回冥王星が水瓶座にあったと思われるのは1778年〜1790年頃です。
世界史では天王星の発見、アメリカ初大統領就任、日本でも天文学が発展した時期のように思えます。
水瓶座のイメージは自由であり、既存のルールの向こう側に生きる人々です。博愛主義で、自由人、そして独特の鋭い感性を持ちます。その前は1530年〜あたりになりますね。世界中であちこち侵略していた時期です。
世界史の専門家ではないので詳しい解説は省きますが、歴史は繰り返すという言葉もあるので過去を振り返ることで未来予測に使える面もあるのではないでしょうか。個人的には2023年以降、ファーストコンタクトなど宇宙関連で発展があると考えています。この世代に生まれる子供たちは超能力など、今まであまり現実的(山羊座)ではないことを普通に持ち合わせている、ということもあり得ます。常識が常識ではなくなるのです。
この水瓶座に冥王星が影響を与えるなら、平和や友愛といったものか、IT技術の中心であるシリコンバレー的なものが崩壊していくのか、そういった面で一度混乱を体験し、また復興していく。どちらにせよ、窮屈になってきた社会やルールが終わりを迎えます。

冥王星は影響があるのか、否か

冥王星は天文学的には惑星から準惑星に格下げされているので、占星術で取り扱うのはどうなのかみたいな議論や、そもそもプトレマイオスの時代に土星までの7天体で占星術は完成しているのだから天王星以降の天体は必要ないのだ、みたいな議論もあるようです。

いったい何が真実であり正しいのか、ということはわかりません。正しいものなんてないようにも思えます。ただ、確かに言われてみると冥王星がある世代の特徴と一致するように感じなくもない。答えはわからないが、自分の感性を頼りにやっていくより他ないと個人的には考えています。

リンネが書いている占星術の記事についてはあくまで個人的な経験、感性によるものなので読んでくださる方の視野を広げ、世代間の間をつなげたり、何かアイディアを考えるきっかけになれば幸いです。

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