Radical Magazine vol.78 牡牛座新月号 2021年5月12日

Radical Magazine vol.78 牡牛座新月号 2021年5月12日

Radical Magazine vol.78
変化を生き抜く星の知恵

こんばんは、リンネです!
暑いと思えば冷たい風が吹いたり相変わらず落ち着かない天気ではありますが、お元気ですか?
季節はめぐるっていいますが、めぐるって面白い言葉ですよね。

人間も季節も、永遠とめぐっています。
気持ちだってめぐっています。

気持ちがあがったりさがったり
そういうのも自然なことなのです。
だから、そのままで大丈夫。

ナチュラル、自然体でいきましょう。
そんな牡牛座の新月。

ではではラディマガ78号、スタートです!

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新月のメッセージ

全体運

2021年5月12日、牡牛座で新月が起こりました。
もちろん今回の主役は牡牛座のみなさんですが、双子座、水瓶座あたりも影響が強そうですね。
テーマは・・・

あなたの希望を大切にして

誰かに言われたからとか、世の中がとか、そういう外部の意見ではなく「あなたがどうしたいか」ということを本当に大切に行動してください。夢を叶えるような強いエネルギーが夜空から降り注いでいます。

自分自身の心に素直に、まっすぐに表現し、受け取りましょう。
これまで自分の殻に閉じこもってやりたいと思ったことができなかったという方は心変わりが起こり、以前は難しかったことにも挑戦できるようになるでしょう。さなぎが蝶に変わるときのように。

あなたはもう、素直に生きても大丈夫なのです。

新月のお願い事

★ルール
・ゆったり、リラックスする
・紙にペンで書く
・お願い事は2個〜10個以内
・必ず「しました」のような完了形で書く
・他人は変えられないので自分の変化を書く
・5月12日の22時以降行いましょう

★オススメの願い事
・私は仕事で昇進しました!
・私は好きなことを仕事にできました!
・私は結婚することができました!

特に今回の新月の場合だと・・・

結婚など、2人の関係を一歩前に進めることや
仕事に関する願いが最適でしょう。

こういったお願い事が良さそう。
あなたの祈りが無意識の海へ繋がり、現実に展開していきますように。

仕事運

着実な成果を出せるときです。やっていることは地味だったりコツコツと取り組ませばいけないものかもしれませんが、着実に結果を出すことができます。不動産関係は良好でしょう。それ以外でも今回の新月の恩恵を受けることができるので積極的に行動していきましょう。周囲の人からの助力も受けやすいときですね。

ただ、あまり頭を使いすぎないことです。マインド(精神、思考)よりも無意識(潜在意識)を活用すると大きく大きく発展していくことができる可能性があります。瞑想や運動、何か夢中になれることに取り組み無意識の力を活用するように意識してみよう。

また注意点としてはあまり楽観的になりすぎないことです。いつもより気持ちが軽くなりがちです。

恋愛運

全体運で書いたように、ふたりの関係に「結婚」や「恋人」などちゃんと名前をつけられるような流れの中にいます。友達や同僚たちが力を貸してくれるでしょう。シングルの方でも、積極的な行動をおすすめします。こちらも友人紹介で良いご縁に恵まれる可能性がありますね。

人によっては外国人との出会いに縁がある方もいます。

12step fortune

★牡羊座

【Eclipse scenarios】

2020/12/15〜2021/5/26(皆既月蝕まで)
「おかんウォー」

牡羊座のあなたへ。
満月の旅、お疲れ様でした!
前回の旅のテーマは「ドラゴンタトゥーの女」でしたがいかがでしたか?特に「女性」がキーワードでした。あなたにとって影響力のある女性との出会い、あるいは再会など繋がりを感じるできごとはあったでしょうか。その方は重要な登場人物になり得るでしょう。

今回の新月から2週間のテーマは「家族の癒し」
家族関係というものは、思った以上に人の人格形成に影響を与えているものです。あなたと家族はいまどんな関係ですか?良い関係を築くことができているでしょうか。なかよしであるならもちろん素晴らしいことです。おかんウォーの最終回は家族関係がテーマとなりそうですね。このテーマについてよく考えてみましょう。最後のひとふんばり、いこう。

牡牛座

【Eclipse scenarios】

2020/12/15〜2021/5/26(皆既月蝕まで)
「シンデレラストーリー」

牡牛座のあなたへ。
前回の満月から「重要な連絡」という旅のテーマでしたが、2週間いかがでしたでしょうか?連絡に注意を払うように、という期間でした。何か重要だと言えるような連絡はあったのでしょうか。どんな連絡を受けたか思い出してみましょう。

新月から2週間のテーマは「ガラスの靴に履き替える」
0時の鐘が鳴る時、あなたにかけられていた幸せの魔法が解けてしまいます。しかし逃げ出したシンデレラを捕まえた王子は、彼女にガラスの靴を履かせます。この物語のような現実が、もうすぐあなたの目の前に出現するでしょう。あなたにぴったりの愛を受け取るという現実が。12月からはじまった半年間のストーリーに想いを馳せてみよう。

双子座

【Eclipse scenarios】

2020/12/15〜2021/5/26(皆既月蝕まで)
「まわる、まわるよ」

双子座のあなたへ。
満月の旅、お疲れ様でした!
前回の旅のテーマは花が咲く道という旅のテーマでしたが、この2週間いかがでしたでしょうか。喜びを指針として良き道を歩くことはできたのでしょうか。どんな喜びがあったのかよく振り返ってみてくださいね。

新月から2週間のテーマは「ある知恵を得る」
この半年間の旅路がもうすぐ終わりを迎えるようです。洗濯機に入れられた洗濯ものかというように、この半年間のあなたの時間はとても回転したのではなでしょうか。最後に残ったものは「知恵」です。経験という名の知恵。それはあなたにもう一度、歩き出すための力を授けてくれるでしょう。リバイバルするときです。

蟹座

【Eclipse scenarios】

2020/12/15〜2021/5/26(皆既月蝕まで)
「背中合わせの友情」

蟹座のあなたへ。
満月の旅、お疲れ様でした!
前回の旅のテーマは「コネクション」という旅のテーマでしたが、この2週間いかがでしたでしょうか。あなたにとって良き契約や報告など、特に繋がりに関わる事柄で良き出来事は起こったのでしょうか。

新月から2週間のテーマは「ニュー・ラブ
友愛、という言葉はとても素晴らしい言葉ではないでしょうか。友愛は、男女の愛情だけではなく、同時に最高の友人でもあるという関係性のこと。この半年間の旅の中であなたはいったいどんな「背中合わせの友情」を手にしてきたのでしょうか。その人たちは誰ですか?大切にこれからも付き合っていきましょう。

獅子座

【Eclipse scenarios】

2020/12/15〜2021/5/26(皆既月蝕まで)
「円卓の騎士」

獅子座のあなたへ。
満月の旅、お疲れ様でした!
前回の旅のテーマは「絵本」という旅のテーマでしたが、この2週間いかがでしたでしょうか。子供の頃に読んだ絵本、子供が持っている本など知識や童心に関わるイベントはありましたか。

新月から2週間のテーマは「古い世界のお話のように」
月蝕の旅の最終回は、童心に返ることでした。アーサー王伝説は実話か創作かは不明ですが多くの人々の心を魅了し続けています。そんな人々が憧れる物語のような人生をいきましょう。次はあなたが人々に勇気や喜びを与えられるような物語を生きていく決意をしましょう。

乙女座

【Eclipse scenarios】

2020/12/15〜2021/5/26(皆既月蝕まで)
「私は女王」

乙女座のあなたへ。
満月の旅、お疲れ様でした!
前回の旅のテーマは終わりとはじまりという旅のテーマでしたが、この2週間いかがでしたでしょうか?しばらく続けてきた習慣が終わり、新しい習慣がはじまるようなことはありましたか。

今回の新月から2週間のテーマは「アルテミスの弓」
女神アルテミスは狩猟の神とも言われています。どんな獲物も逃すことはありません。いま、あなたはどんな獲物を狙っていますか?この月蝕の旅の終わりに、あなたが最後に手にする財宝とはあなたが愛する人なのかもしれません。逃さないようにしっかりと狙いを定めてください。あなたの物語では、あなたが主人公なのです。

★天秤座

【Eclipse scenarios】

2020/12/15〜2021/5/26(皆既月蝕まで)
「聖杯伝説」

天秤座のあなたへ。
満月の旅、お疲れ様でした!
前回の旅のテーマは「喪失感」という旅のテーマでしたが、この2週間いかがでしたか?何かを失う、損なわれるような出来事が起こったのかもしれません。もしそんな経験をしたならば、それを糧としていけるように前向きにいきましょう。

新月から2週間のテーマは「捧げる時はいま」
聖杯とは、願いを叶える万能の器のこと。そんな聖杯は、実はいつでもあなたの手元にあったのだと気が付くことになるでしょう。それはあなた自身のことです。あなたの心や、意志や、気持ちのこと。まず、ポジティブで前向きな気持ちを持つようにしましょう。そしてあなたの願いを心の中で宣言しましょう。この半年間の月蝕の旅の最後に、あなたはどんな願いを描くことにしますか?

蠍座

【Eclipse scenarios】

2020/12/15〜2021/5/26(皆既月蝕まで)
「大航海時代」

蠍座のあなたへ。
満月の旅、お疲れ様でした!
前回の旅のテーマは魅力的な誘惑という旅のテーマでしたが、この2週間いかがでしたでしょうか。あなたを誘惑する人や状況との出会いはありましたか。どんな経験をしたのでしょうか。

新月から2週間のテーマは「辿り着いた先は」
あなたはもう随分長い間、大人の世界という大海原を航海し続けてきました。あなたにとってこの月蝕の旅は新しい冒険に出ることではなく、ささやかな日々そのものが冒険であり、人生なのだと気が付くことだったのです。大人という荷物を床に置いて、自由な気持ちを取り戻すことはできましたか?半年間の旅を振り返ってみよう。

★射手座

【Eclipse scenarios】

2020/12/15〜2021/5/26(皆既月蝕まで)
「組織論」

射手座のあなたへ。
満月の旅、お疲れ様でした!
前回の旅のテーマは「幸福度アップ」という旅のテーマでしたが、この2週間いかがでしたでしょうか。あなたにとって嬉しいことは起こりましたか?小さくても大きくても、幸福を感じられる感性を大切にしましょうね。

今回の新月から2週間のテーマは「組織とは結局のところ」
あなた自身のハートを開くことだったのだと気が付くことがこの月蝕の旅の目的だったのです。組織であれ家族であれ恋人であれ、人と人が向かい合った時しあわせや愛のレベルで行動するには、この方法意外にないのです。さあ、あなたのハートを開いて、オープンに接してみましょう。

★山羊座

【Eclipse scenarios】

2020/12/15〜2021/5/26(皆既月蝕まで)
「ハイブランド」

山羊座のあなたへ。
満月の旅、お疲れ様でした!
前回の旅のテーマはクライミングという旅のテーマでしたが、この2週間いかがでしたでしょうか。スピーディな時間とじっくり進む期間が交互にやってきていたのではないかなと思います。

今回の新月から2週間のテーマは「真のブランド」
この月蝕の旅を通じてあなたが得ることになったブランド性とは、仕事能力を発揮することでも、お金を稼ぐことでも、地位を得ることでもありませんでした。恋人や夫婦、友人、そんな大切に人たちに囲まれるささやかな日々そのものがあなたにとっての最高のブランドだったのです。この半年間に起こったことを振り返り、その結果どう自分自身がシンプルに磨かれていったのか振り返ってみましょう。

水瓶座

【Eclipse scenarios】

2020/12/15〜2021/5/26(皆既月蝕まで)
「キングダム」

水瓶座のあなたへ。
満月の旅、お疲れ様でした!
前回の旅のテーマは「忠犬ハチ公」という旅のテーマでしたが、この2週間いかがでしたでしょうか。周りの人に敬意を持ち、貢献することはできましたか?またそれによって信頼を得ることはできたのでしょうか。

今回の新月から2週間のテーマは「あなたにとっての王国とは」
あなたにとっての王国とは何もビジネス帝国を作り上げるとか、たくさんの人がいる組織をつくることではなかったのです。この月蝕の旅路を通じてたどりついたあなたの王国とは、世界最小の王国でした。もう少しいえば、目の前にいる最愛の人のこと。ふたりで作り出す王国のはじまりの時。

魚座

【Eclipse scenarios】

2020/12/15〜2021/5/26(皆既月蝕まで)
「東京ラブストーリー」

魚座のあなたへ。
満月の旅、お疲れ様でした!
前回の旅のテーマは「先は見えない船出」という旅のテーマでしたが、この2週間いかがでしたでしょうか。どんな時でもあなたの意志という灯台の灯があなたの道を照らし続けています。

新月から2週間のテーマは「あそぶように生きる」
この半年間の月蝕の旅であなたが体験した物語はまるでドラマのようなものだったのかもしれません。その結果手にしたのは、とても充実した楽しい日々ではないでしょうか。ただただ、人生を楽しみ、輝き、魂を喜ばせましょう。そのことに気がつくための時間だったのです。

ずれずれ草

第二回 「怪談のこと」

 今回は、前回とは趣を変えて、「怪談」をテーマに話を進めたい。怪談と一口に言っても非常に範囲が広い。小泉八雲の「怪談」がつとに有名だが、「日本三大怪談」というものがある。そのNo1は・・・。と言えば、もうお分かりだろうとは思うが、あまりにも偉大かつ影響大なので、その名は書かないし、その方面には触れない。なぜなら私が、ビビリだからである。というわけで、第2回をスタートしよう。

「怪談」。読んで字のごとく、あやしの話である。いつから親しんでいたのか、小学生の高学年頃であろうか。日本の時代ものの物語、例えば「赤穂浪士」、「太平記」、「太閤記」、「南総里見八犬伝」、「東海道中膝栗毛」等々。当時は、このあたりを読みまくっていた。また、その一方で翻訳ものの小説、ジャンルは、ミステリーとSF。文庫本を中心として、出版社は東京創元社、早川書房など。まあ、こちらは主題とは関係ないな。

とにかく、時代的物語の中に上田秋成の「雨月物語」と小泉八雲の「怪談」があったのだ。(「怪談」は初版時「KWIDAN」と書かれていた。くゎいだん? 調べてみたら、八雲がいた時代の日本語では、そう発音されていたようだ。)

多分、これが私と怪談の出会いだったと記憶している。夏休みの宿題に読書感想文を提出するというものがあった。題材としたのが「耳なし芳一のはなし」。この中に、芳一が甲冑を着た武士にいざなわれ、さる高貴なお方の住まいする屋敷へと迎えられ、その方たちの所望する壇ノ浦にて平家が最後を遂げる場面を、琵琶の弾き語りをもって吟ずるシーンがある。

私は、ここに強烈な違和感を覚えたのだ。迎えの武士が甲冑を着て歩くと、ガチャガチャと音がし、屋敷の扉が開けられる時に、閂を抜く音がする。門の中に入ると、ここでも襖を開ける音、雨戸を繰る音、絹ずれの音、其処彼処で音がするのだ。さらには、音だけではなく、その場の気配というか、雰囲気までが芳一に伝わってくる。だが、芳一が掻き鳴らす琵琶の音とその語りは、高貴な方々が居並ぶ屋敷内に響いていたのではなかった。

芳一の起居する寺の敷地内にある墓所、その最奥にある平家一門の草生す墓の前で吟じられていたのである。しかも、墓所周辺には幾つもの鬼火が飛び交っていたという。私の違和感の元はここなのだ。実際には、墓所の前であるのに、恰もそこに豪勢な屋敷があるかのような状態が生じている。

錯覚などという言葉をもって、簡単に一括りには出来ない。確かに芳一は、耳から得る情報しかない。だが、おそらくは映像も伴っているであろうことは想像に難くない。三次元的には、存在しないはずのものが存在感を持って、そこにある。当時の私にとってこれは、「?」の連続でしかなかった。

そんなわけで、ストレートに感想文にそのこと、即ち「違和感」を書いた。当時、この話を読書感想文の題材にとった者は、さすがに皆無であった。これには先生も、何と評価して良いのか苦労したであろう。私、不健康法師は子供の頃から変わり者だったのだ。

さて、この「違和感」の正体であるところの異界の出現、一体、何故生ずるのか。以前からある考え方としては、常に重なりあっていると思われる三次元と四次元の境が、ある瞬間に開くのではないかということ

では開く条件とは何か。スイッチとでも呼びうるものがあると言ったらどうであろうか。芳一の場合、それは「亡者の怨念」。私は、そう思っている。輪廻転生のシステムから言って、死者は、現世である三次元から四次元である所の霊界に帰って行く。

しかし、それはあくまで通常の場合だ。強烈な怨念がこの世に、三次元に、留まらせるのだろう。怨念は、イメージを具象化させる一つの手段なのかもしれない。心霊写真の中には、こういった異界或いは過去の風景が映りこんだものがあるという。CDやDVDの類と同じで、空間を媒体として記憶が残されているということ、もしかすると、自然界の四つの力のうち、電磁気力の作用により、記憶の磁化が行われるのかもしれない。

それはまた、スピリチュアル界で言うところの、過去・現在・未来は、全て「今ここにある。」ということと、同義ではないか。

先ほどのDVDだが、映画或いはゲームならオープニングからエンディングまでが一枚のディスクに焼き付けられている。ゲームの場合、それがマルチエンディングなら、並行世界まで示している可能性も否定しきれないのではないだろうか。

さらに、その概念は世界の元初からの記憶或いは、宇宙誕生以来の記憶の保管庫と言われる、アカシックレコードまで及ぶのではないか。あぁ、話が壮大になりすぎたようだ、というか怪談の話でもなくなってきた。軌道修正。あらためて怪談の話である。

実はここまで書いてきて、思い出したことがある、怪談=日本で押し進めてきたが、ある一時期、英米を中心とした怪談に凝ったことがあるのだ。シェリダン・レ・ファニュ、F・マリオン・クロフォード、アルジャーノン・ブラックウッド、M・R・ジェイムズ、W・W・ジェイコブズ、アーサー・マッケン、H・P・ラブクラフト、アンブローズ・ビアスetc.まだ、他にもいるのだが、割愛する。

これらは、いわゆるゴシックホラーのジャンル(古典的なホラー)に位置づけられる。これに対してスティーブン・キングに代表される、モダンホラーという分野(最近は死語となりつつあるらしい。)もあり、これも私の好むところではあるが、範囲が広くなり過ぎるので今回は外す。(同様の理由で、Jホラーの分野も入れないことにした。)

先ほど挙げた作家達は、ハヤカワポケットミステリの英米怪談集「幻想と怪奇/①・②」に所載されているのだが、残念ながらこの2巻は絶版となってしまっているようだ。この中で強い印象を受けた作品は、F・マリオン・クロフォードの「上段寝台」である。

漆黒の闇を進む客船、主人公が眠るのは、下段寝台。上段には誰かの荷物が置いてある。しかし、一向に船室に現れないのだ。だが、現れた時にはとんでもない結果が待っていた。と、まあ、ここまでで止めておこう。古い作品なので、ネタバレでも良いのだが、もしや、これを見られている方が、読んでみたいと思われたなら、余計なお世話になってしまうので。(芳一で、ネタバレをやらかしておいて何だが、それは話の都合上なので御勘弁を願いたい。)

日本の怪談は、前述の小泉八雲に代表されるように、ある程度、巷間に流布した事件なり或いはまた、中国から輸入されてきた話などを、脚色をもって作品として仕上げている印象を受ける。

それについては、「今昔物語集」、「雨月物語」にしても、似た匂いを感じるのだ。対して西洋の怪談はゴシックにせよ、モダンにせよ、創作色が強いように見受けられる。

もっとも、これに関して言えば、それを断じるだけの調査をしているわけではなく、あくまで私がそう感じるということだけの話である。ここまでは、私の過去の知識を基に話を進めてきたわけだが、では、現代の日本の怪談情勢はどうなのか。

1970年代には、「あなたの知らない世界」を筆頭としたブームが訪れていた。令和の時代はブームというより、文化を築いているようにも思える。(江戸時代には、怪談文化と呼べるものがあったらしい。)様々な怪談イベントがあり、チャンピオン決定戦なども行われている。

そんな中で、怪談師と呼ばれる人達も増えて来ているし、二十年程前には予想だにしなかった盛況ぶりだ。YouTubeにもかなりの数が上がっている。とにかく多彩なのだ。顔出しあり、仮面有り、そして、生朗読に機械朗読。昔からファンだった私としては、喜ばしい限りである。

今日の怪談の隆盛、それは、「稲川怪談」、そして、実話怪談の火付け役である「新耳袋」だ。怪談は、つまるところ創作怪談と実話怪談の二つに大別される。昔はただの「怪談」だけであったのだが、現代怪談はこの二重構造をとっている。「稲川怪談」は、御当人も言われているように、実話に加筆或いは組み合わせ等を使って、書いているようだ。

何かの番組で見た記憶がある。元々はこのように創造されてきたわけだが、そこに「実話怪談」と銘打つものが出てきた。創作が入っていないという意味だが、何しろ数が多いので、その全てが実話かどうかは判断がつかないところではある。最近、私は作品を読むというより、専ら動画視聴に傾いている。

その上での話として聞いて頂きたい。「創作」と「実話」の違い、それは、「創作」には落ちがあり、「実話」には落ちがない、ということが言えるのだ。無論、全てではないだろう。しかし、私がかなりの年月をかけて聴きまくってきたところの結論として、そう感じた。

これについては、幾人かの怪談師達も、同じようなことを語っている。当ずれずれ草も、この辺は、ずれていないのかもしれない。私としては、これは、日本酒の種類に似ていて、本醸造酒と呼ばれるか、純米酒と呼ばれるか、そのように思うのだ。酒は「米」で作られているのに、何故、純を冠するのか。米以外は使っていませんよ、の意思表示、つまりは、純米酒が「実話」だとすると、本醸造酒は「創作」ということになろう。甚だ乱暴な例えではあるが、当たらずと雖も遠からず、ではないだろうか。

この二つには共通項がある。それは、酒なら「アルコール」、怪談なら「恐怖」。

このエッセンスがあれば、どちらも楽しめるのではなかろうか。ともすれば、「実話」が「創作」に押されているようにも感じるが、それぞれのテイストの違いを楽しめば良いと、私はそのように思う。勿論、色々な見方があるので、自由で良いのだ。私の思いは、言わば通販の画面片隅に現れる「(※個人の感想です。)」といったところだろう。どうも第一回より長くなってしまったようだ。そろそろ、まとめに入ることにしよう。

今回のテーマ「怪談」、如何であったろうか。私は、「怪談」も長きにわたり見聞することにより、彼岸と此岸の本質が、いずれ見えてくるのではないかと考えている。まだそれが何かは、掴み取ってはいないが、いつの日にか、それに到達したいと思っている。それでは、また次回にお会いしよう!

ずれずれ草
不健康法師

Messege from music

音楽は人を癒し、時に励まし、勇気を与えてくれます。
今夜の満月のメッセージを、音楽で表現するとしたら・・・

こんなテーマで1曲ご紹介したいなと思います。

月のワルツ

今夜の新月はホロスコープの第一ハウスで起こっているのですが、そこはひとが普段みせている性質を表しています。普段つけている仮面(ペルソナ)と表現する人もいますね。

月のワルツは個人的に、なんていうんですかね
舞台で演劇をみているような気分になります。

 

次回のラディマガは・・・

次回の満月は5月26日。
皆既月食がやってきます。仕事を示す部屋でとても大きなエネルギーが動くので社会的にも変化のときになるかもしれませんし、私たち個人にも影響があるでしょう。

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