ヴァイオレット・エバーガーデンを見て考える、文字を書くこと、伝えること
- 2020.05.06
- コラム
本当にもう、このアニメは何回泣かされたことか、、
ヴァイオレット・エバーガーデンは2019年に本社が火事になった京都アニメーションさんの作品。大変な事件でしたが、素晴らしい作品をたくさん世に出している企業さんです。
今回は映画版のヴァイオレット・エバーガーデンを見ましたが、やはり2回涙しました。笑
この作品は、戦争で両手を失い義手となった少女が「自動書記人形」と言う人々の手紙の代筆をする仕事を通じて「愛とは何か」を知っていく物語です。全体的に静けさを感じる雰囲気で、描きこまれた美しい街並みなど映像作品としても素晴らしいなぁと。
そんなわけで今日は「手紙と言葉」について考えてみようと思います。
最近手紙って書きましたか?
僕はエステのお客さんに製品をお送りする際に書いたりしていますが、もうちょっと字が上手ければなぁと毎回思います。なかなかきっかけがなく字の練習に精を出せないのが残念なところ、、
現代では、スマホの普及によって手軽に世界中どこでも連絡を取り合えるようになりました。話したいなと思えばすぐに連絡をすることができます。もちろんそれはとても便利だしありがたいことですが、とにかく字を書かなくなってしまった。
手書きにこだわりとかはありませんが、それでもデジタルにはない暖かさがあるように思います。また、ゆっくりと手紙が届くのを待つのもひとつの楽しみだったのではないでしょうか。
ファストフード、ファストファッション。
なんでも手軽でスピーディ。
速度はもう相当極めたように見えますから、そろそろ反動が来そうです。
振り子のように、反対側へ行きすぎると反動がくるものです。
アメリカなどではオーガニックが大ブームのようですが
日本もいい加減そっちの方に傾いていくように思います。
話がそれましたが、ヴァイオレット・エバーガーデンの代筆する手紙には恋文も結構ありました。恋文かぁ、個人的には出したことはないしもらったこともないのですが。笑
恋文の代筆とかしてみたいですね。そういう仕事も昔あったようなことを聞いたことがありますし。
言葉について。
最近「文章が上手いね」とお褒めいただくことがちらほらあります。とても嬉しい。でも実は文章を書くのがかなり苦手でした。小学校の卒業文集で書かされる「将来なりたいこと」なんて母親が代筆してました。うちではすでに代筆の文化があったようですね。笑
高校の読書感想文なんて、好きな小説の解説文を丸々パクって「どうよ!」とか本気で思って提出したのなんていい思い出。何がどうよ!なのかいまや僕自身にもわかりません。まあとにかく、書くのが嫌だったわけです。
でも小説みたいなものはちょっと書いてみたりしてましたね。たまごっちを題材にした冒険もの、短編。笑
それから高校3年生くらいポエムを投稿し始め、音楽学校で作詞なんかをしつつ、20歳になって「アフィリエイトで稼ぎたい」と考えてブログを量産しました。文化的雪かきですらないひどい文章でした。
そこからはフェイスブックが始まり、なんだかんだ10年以上も文章を書き続けています。上手いかどうかは自信がありませんが、おそらく水星が水瓶座にあるから型破りだったり、既存のルールからは自由な文体なのかなと思います。僕のように元から光る才能がない人は、とにかくやり続けてみるより他にない。
読んでほっとする、何か気づきを得られる
そんな文章が書けたらといつも思います。
ウェブの話に戻すと、たくさんのウェブメディアが生まれた結果、薄く、中身のない文章もさらに量産されたような気がします。反動で考えれば、次は濃く中身の詰まった文章が良いでしょうね。実用的でもあり。
ともかく苦手だったけど、今は言葉や文章が大好きです。
どんどん洗練された文章をかけるようにしていきたいですね。