血流、内臓、魂、人間関係…全ては巨大な循環器
- 2020.02.12
- コラム
朝の電車に乗っていると、いろんなひらめきがあります。あまり満員だとひらめきにくいのですが、満員ほどではない、みたいな緩めの時によく起こりますね。適度な緩みが大切みたいです。
さて、一体何をひらめいたのかというと…
「全ては巨大な循環器だった」
ということです。
なんのことやらですね。笑
中世の時代に占星術を身体に当てはめて治療の際の診断に使うメディカルアストロロジーという分野がありました。一応今でもありますが、日本は特に薬機法が厳しいからなかなか陽の目はみないようですね。
メディカルアストロロジーでは、例えば12星座の始まりである牡羊座は頭部、12星座の終わりである魚座は足裏を示します。
12星座は揺り籠から墓場までという言葉のように、牡羊座は生命の誕生を表し、魚座は輪廻転生し、また牡羊座に生まれ変わる輪だという考え方があります。占星術自体に「循環」というコンセプトがあるわけですね。
それで、今朝は血管について考えていました。
「老化とは動脈硬化のことである」というアメリカのドクターがいますが、血管が衰えていくと血管の壁がだんだん狭くなって行き、血流の流れが悪くなり…すると表皮まで栄養が届かず老化していく、と言った具合です。
血管の中で特に大きな役割である動脈と静脈にも12星座が当てはめられています。
動脈→獅子座
静脈→水瓶座
動脈は心臓から全身に血流を流して行き、静脈は心臓に血流を戻していくときの通り道です。
獅子座は百獣の王ライオンですから、俺ルールがあり、同時に無邪気なエンターテイナーでもあります。イメージでいうと炎のようなエネルギーですね。
水瓶座は逆にクールでロジカルな皮肉屋。風刺とか得意な、どちらかというとカウンタータイプで獅子座とは対極の性質を持ちます。
しかし両方とも根底には「人を楽しませたい」気持ちを持っています。反対のように見えて通じているんですね。動脈と静脈も、出す方向が違うだけで血流を全身に伝える役割です。循環ですね。
そもそも身体は、細胞が日々新しく生まれ変わっていくことで保たれているので臓器や皮膚、全身が常に循環していると言えます。
魂は輪廻を繰り返していると言います。身体も魂も循環システムの中にいるのでしょう。人間関係や流行、長い歴史から見た人の行動…循環ばかりしています。うまく螺旋上に上がるときもあれば、グルグル同じところを回転する場合もあります。
ヘルメス先生の言葉を借りると
「上なるものは下なるもののごとし」
なので、広い宇宙もこのような循環システムの中にいるのかもしれませんね。
最近西洋哲学の勉強をしているのですが、こういう論理の飛躍をして仮説を立てることをアブダクションというそうです。
こんな風に考えてみると「循環」はひとつの本質的な事象ではないでしょうか。